わが家では、今年はアサガオ、ヘチマ、フウセンカズラの3種類でグリーンカーテンを作ろうと頑張っています。
グリーンカーテンを作ろうと材料を揃えて育ててみたけれど、いざ真夏になっても葉が少なくてカーテンになってない!という経験はありませんか?
今回は、グリーンカーテンをボリュームある立派なものにするためには欠かせない、子つるの摘芯についてです。
しっかり葉の繁った緑のカーテンを作るには子づるの摘芯が必須
今年は3つのプランターを用意し、
①アサガオとヘチマのMIX
②フウセンカズラ
③ダイソーのアサガオ
で緑のカーテンに挑戦しています。
①のアサガオは、娘が学校で間引いた(間引かれた)もので、ヘチマは昨年収穫したヘチマの実から採取した種を植えました。
6月17日
気づけば、ネットに蔓(つる)が巻き付き始めています。
ネットは、ダイソーの園芸ネット(180㎝×270㎝)を1袋と半分にカットしたものを繋いで、2階のベランダから吊しています。
これから朝顔が生長し、重さが出てくるとくくったつなぎ目が外れるのではないかと心配しています。
はじめからもっと大きなものを使用すれば良かったと後悔もしてます。
シンセイ 園芸つるネット1.8×3.6m 10cm目
これくらい生長してくると、アサガオの葉っぱの間から1本のつるが伸び、真上にネットに沿って伸びていきます。
これは、植物全般に見られる頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という現象です。
このまま育てていくと、この元気な上に伸びているつるがどんどん生長を続け、その他の脇から出た芽は生長しにくくなるのです。
脇芽が生長しないということは、横への広がりが少なく、ボリュームのない緑のカーテンとなってしまいます。
エコのための緑のカーテンですので、ぜひ葉を増やしていきたいと思います。グリーンカーテン設置の効果については、「グリーンカーテンをガーデニング初心者が作ってみる」で紹介しています。
そこで、脇芽を増やし葉や花をたくさん付けさせるためには、摘芯(てきしん)という作業が必要になります。
子づるの摘芯はいつどこを切る?
6月19日
摘芯をする際には、撮影をしようと考えていたら2日が経過し、つるが更に伸びました。
しっかりと巻き付いていますね。
それでは、実際に摘芯をしていきたいと思います。
摘芯の方法は、本葉が5~6枚になったら、頂芽(つるの先)をハサミなどでカットします。
葉の枚数については、5~6枚だとか7枚だとかいろいろな情報がありますが、あまりに早い時期に摘芯をしてしまうと、花の付き方が逆に悪くなってしまうそうです。
葉の密度の高いグリーンカーテンを作るためには、今回の摘芯で完了というわけではありません。
これから出てくるだろう脇芽をネットに誘引しつつ、適宜、更に子づるの摘芯を行う必要があります。
2度目、3度目の摘芯は、朝顔の生長を見ながら行う予定ですので、機会があればまたご紹介したいと思います。
摘芯だけでなく枯れた花の花がら摘みもこまめに行う
6月24日
朝顔の花が開花しました、第1号です。
美しい紫の花にうっとりしながら、よ~く観察してみると、脇芽も伸びています。
このまま、葉のボリュームを増やしながら生長していってほしいものです。
さて、花が咲き始めると、必要になってくるのが花がら摘みです。
花が咲き、萎んだ後はなぜ花がら摘みが必要なのでしょうか?
当然ですが、花が咲いた後は種ができるので、それを防ぐために行います。
種を作り始めると、株自体に負担がかかるため、生長が止まったり花の咲く時期が短かったりするからです。
同じような話で、現在、庭に2本のレモンの木がありますが、ジャンボレモンの木は春に実がなり、どんどん大きくなっています。
もう一本のスイートレモンの木は、残念ながら結実しませんでしたが、たくさんの葉が増え、春先の5倍ほどの量に増えています。
実をつけるという現象は、株にとっては他の生長を止めてしまうくらい負担だということがよくわかります。
他にも、萎れた花びらが残っていると、見栄えもあまり良くないので、お花が終わったらこまめに花がら摘みをしましょう。
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