わが家にレモンの樹をお迎えして3年目を迎えました。
ゴールデンウィーク中に蕾は大きく膨らみ、開花は間近です。
わが家の2本のレモンの樹、無事開花したあとは、レモンの結実のために人工授粉が必要か気になりませんか?
わが家のレモンは今年も5月に開花しました
今日かな、明日かな、と開花する日を待ちに待っていました。
そして、ついにジャンボレモンは5月8日に、スイートレモンは5月9日に一つ目の花が開花しました。


レモンの樹のそばを通ると、爽やかでなんとも幸せな香りが漂っていて、心地よいを風にのって部屋の中にも香りが届くほどです。
その後も、次々と蕾は開きわが家のお庭はレモンの香りがする素敵な空間に。

さて、次々と咲く花を見て気になるのは不完全花のこと。
今年の花はどのような様子でしょうか?
レモンの開花した花のうちどれくらいが不完全花なのか?
早速咲いている花を順にチェックしてみると、やはり不完全花を見つけました。

手前の花を見ると、立派な柱頭がめしべの中にあるのを確認できますね。
それと比べて、その左のおしべの色が薄い花は柱頭が確認できませんので、不完全花です。
このジャンボレモン、昨年はめしべがちゃんとある花は3つ咲き、そのうち1つのみが大きく育ち収穫することができました。
残りの2つは、途中で大きくなることをやめ、その後小さな実は落ちてしまいました。

昨年せっかく実が付いたのに落果してしまった話は、「レモンの実が大きくならず落ちてしまう」で書いています。小さな実が次々と落ちてしまうと、かなりのショックです。
一方、昨年は不完全花のみが咲き、実を付けることはなかったスイートレモンの花の様子はどうでしょうか。


昨年同様、柱頭のない花もいくつかありますが、めしべのある結実可能な花も沢山咲いています。
あ~良かった~と一安心です。
今年はスイートレモンの収穫もできるかな。
不完全花が咲いたら摘果した方がいい理由
もし、収穫をしたいとレモンの樹を育てている場合は、この実をつけることのない不完全花は摘花した方がいいそうです。
その理由は、樹は少なからずパワーを使ってこの花を咲かせているわけで、そのパワーを実をつける可能性のある花にまわすためです。
私も、レモンの実を収穫することを夢見て鉢植えで育てているので、不完全花を摘花する必要があります。
可哀想な気もしますが、これもレモンの実のため。
せっせと摘花します。
レモンの実をならすためには人工授粉が必要か?
昨年は、花の数が少なく確実に実をつけて欲しかったので、人工授粉を行いました。
結果はジャンボレモンを1個という収穫でしたが、1年を通してレモンの生長を見守りレモンについて様々な勉強をすることができました。
収穫できるということは、大切にミドリのお世話をする中で1番の喜びといえます。
ぜひぜひ、この楽しみをたくさんの方に味わっていただきたいです。
ところで人工授粉というと、大変な作業のように聞こえますが、レモンの場合は自家結実性があるのでとても簡単です。
受粉用梵天(ぼんてん) 300mm 10本組 花粉交配用刷毛
梵天というこの道具はなくても、毛の柔らかい筆やティッシュで花の中をポンポンするだけで行うことが出来ます。
今年は人工授粉はせず、虫さんにお任せしようかな、どうしようかな~と悩みながらレモンの花を眺めていると、甘い香りに誘われて歓迎のお客様が現れました。
この様子だと、私が下手にお手伝いしなくとも実をつけてくれそうですね。
室内で栽培している場合や、防虫カバーを付けている場合は、人工授粉をしてやることが必要だと思いますのでぜひチェレンジしてみてください。
レモンの赤ちゃん発見
レモンの花が受粉に成功すると、花びらやおしべはパラパラと落ち、めしべのみになります。

めしべの付け根の緑色したふくらんだ部分がレモンの赤ちゃんです。
めしべも次第に朽ちて落ち、だんだん大きく育ってレモンへと育っていくわけですね。

雨が続いた後には、花びらは落ちてしまい受粉した花が分かりやすいです。


全部の赤ちゃんを大きく育ててみたい気はしますが、それはまず無理でしょうから、次は摘果という初めての作業を行う必要がありそうです。
それまでは水やりと、不完全花の摘果、鉢の周りの掃除(花びらやおしべが沢山散乱しています)をがんばります。
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