見つけることが難しいくらいに小さかったアゲハの幼虫ですが、毎日モリモリとレモンの葉を食べてかなり大きくなってきました。
餌は、私が育てている「スイートレモン」の枝を水差しにして与えています。
水差しにしておかないと、葉はすぐにカリカリになってしまいます。
しかも、柔らかい葉の方が喜ぶと思って、今年伸びた新芽の3本のうち1本を泣く泣くチョキっとカットして与えました。
ついに幼虫最終形態の目玉ちゃんに!

鳥の糞の擬態姿も遂に終盤でしょうか、プリプリとした肉厚の体つきになってきました。
よく見ると、少し緑かかっているような・・・
食欲も旺盛で、早朝など我が家の静かな時間帯だと「ムシャムシャ」と葉をかじる音がリビングに響いています。
この子の目玉はどこなのか、覗き込むもさっぱり分かりません。
ちなみに、幼虫は脱皮をして大きくなるようですが、その皮は自分で食べてしまうのだそうです。
いつ脱皮をしているのか、まだその姿を見たことはありません。
その2日後。
遂に目玉ちゃんになりました。
何とも言えず可愛らしいフォルムと目玉模様の、はらぺこ青虫になりました。
「目玉ちゃん」の目玉は目ん玉ではない

少しまどろっこしい言い回しとなりましたが、よく見るアゲハチョウの幼虫の目玉模様は目ではありません。
ご存知でしたか?
頭でっかちに、くりくりお目めだと思えばこそ可愛いのですが、実はただの模様です。
この模様のことを「眼状紋」と呼びます。
幼虫初期の黒白姿も鳥の糞に擬態しているのですから、こちらも外敵をびっくりさせるためかもしれませんね。
本当の頭部は、目玉模様よりも先にあってニョキっと伸びると、何とも気味が悪い・・・
目は左右に6個ずつ持っています。
「目玉ちゃん」素早く移動できるようになる
緑色の終齢、通称「目玉ちゃん」になってから移動がとても早いことに驚きました。
次から次に葉を食べ、食べれる葉がなくなるとまた次の枝に移動します。
何ともノロマに見えるムニムニの足で移動するのですが、意外と高速移動で驚きます。
卵から無事幼虫になったのは2匹ですが、枝から枝へと移動しまくるので、たまに2匹が出逢います。

なぜかお互いおっかなびっくりの様子。.
ひどい時には、お馴染みの黄色いツノを伸ばして攻撃を仕掛ける始末。
2匹が出会うと、そこらじゅうに何とも言えないあの匂いが漂い、「お、出会ったな」と私たちも気づきます。
もう一つ、「目玉ちゃん」になってから食欲が凄すぎます。
供給し続けていけるか不安な私をよそに「わしゃわしゃ」と良い音を立てて食べ続けています。

目玉ちゃんの止まらない食欲については、また次回。
コメント
[…] 私が献上した、スイートレモンの葉を食べまくるアゲハチョウ幼虫の様子は「アゲハチョウの幼虫飼育中<その2>」で綴っています。 […]