東京の夢の島熱帯博物館は、名前のとおり人工島である夢の島の公園の中にある施設です。
コロナ禍で、見学に行くことは現在叶いませんが、夢の島熱帯博物館のホームページからバーチャル見学をすることができます。
最初は、マウスでの操作に少々戸惑いましたが、慣れると実際に見学に訪れたかのように観てまわることができました。
今日は、私のバーチャル見学のレポートです。
夢の島熱帯博物館について
夢の島熱帯植物館は、『熱帯植物とわたしたちの生活との関わり』を広く紹介するための施設です。
熱帯植物と私たちの生活がそんなに密な関係にあるのかな、と疑問に思いましたが、ホームページによると、とても深い関係があるとのことです。
植物は酸素を作り、食料となり、衣服の素材や住宅の材料を提供してくれます。
そして、毎日食べているコメを始め、熱帯地方をふるさととする植物もまたわたしたちの生活をささえています。
夢の島熱帯博物館ホームページ
博物館にある大温室は、熱帯雨林の環境をモデルに管理されているので、温室内では自宅管理が難しいような植物にも出会うことができます。
そして、一番の特徴は、温室の暖房や館内の冷暖房、その他のエネルギーを新江東清掃工場からの高温水を利用して、作りだしているそうです。
夢の島ならではの、新江東清掃工場の予熱を利用した、エコな管理により温室です。
熱帯温室のバーチャル体験に行ってみる
それでは、早速バーチャル体験をしてみます。
進みたい方向をクリックすることで、基本的にはその方向に進むことができます。
ただし、空中をクリックすると、ワープするように植物園の中を瞬時に通り抜け、別場所に移動してしまうので注意が必要です。
ポイントは、通路に丸い輪が表示されるので、そこを歩くようにクリックすると順路に沿って進むことができます。
また、説明書きや植物の名前を読みたい時は、角度を定めてから近づくことで、アップで読めることがありますが、かなり困難です。
ゲートから入るとエントランスには、動物の鉢に植えられた花たちが出迎えてくれます。
睡蓮の池を横目に見て進むと、建物に入ってすぐの壁に、大きなビカクシダが飾ってあります。
うらやましくなるほどの大きなたくさんの株です。
温室の入口から進んですぐ、スイレンの鉢を見つけました。
残念ながら、バーチャルの世界では、花は咲いていない時期のようです。
もっとも、わが家のビオトープは年中屋外で管理しているので、今の時期は水中から上には葉もありません。
わが家のビオトープの様子は「ウォーターポピーが無事開花しました!」で書いています。
更に進むと、竹林が見えてきます。
熱帯に竹林があるのかな?と不思議に思いましたが、これは「ゾウタケ」という種類で、インドやインドネシアの熱帯原産の植物です。
竹の子も夏には根元に生えるようです。
通路に沿って歩いて行くと、シダ類の植物やカトレヤがきれいに咲いていています。
進む時に、上の方もクリックしてみると、大きな木を見上げることもできて、かなりの臨場感を味わえます。
岩のトンネルが現れ、アドベンチャー感もある、お散歩です。
岩のトンネルの周りには、立派なモンステラが大きな葉を茂らせています。
わが家のモンステラとは、比べものにならないほど、きれいに割れた新緑の葉です。
岩のトンネルを抜けると滝のトンネルです。
この頃になると、マウスの扱いにも慣れ、歩いて回るよりスムーズですよ。
果樹の前には実の標本がありわかりやすい
背の高い大きな木が通路の両脇に現れ、何やら果実の標本が展示されています。
空高く見上げるほどの、マンゴーやココヤシの気です。
気づけば、小屋のような休憩スペースが現れるのですが、道が3つに別れます。
試しに3つとも進んでみましたが、どうやらどの道も進んで行けるようです。
休憩所にも入ってみると、バリ島のお面のようなものが飾ってあり、どの道を進むか悩みつつ、道なりに行くことを選びました。
ゴレンシと書いてある木が現れますが、これはスターフルーツの木です。
漢字では、「五歛子」と書くのですね。
その次は、葉の形が印象的な、カカオの木です。
熱帯地域の食べ物、というだけでは最初はぴんときませんでしたが、この果実のゾーンに来て、改めて食卓にのぼる食べ物が多くあるのだと知りました。
南国感漂う、バナナの様な大きな葉を持つ木、足下にはブロメリアの種類も植えてあります。
ちょっとした、海外気分を味わいながら更に進むと橋が現れました!
そこを渡ると、「見上げてみよう!花が咲いているよ」という看板が現れます。
上を見上げると黄色い花が咲いていて、もしかしたら今までもこんな看板があったのでは?と見逃したかもしれず少し後悔しています。
でもよく考えたら、バーチャルなので、いつでも何度でも入館できますね!
すると現れたのが、果物の王様ドリアンの木。
この施設でも、季節が訪れれば果樹は結実しているのでしょうか。
そうこうしていると、カーブがきつくなり、頂上らしきエリアに出ました。
「あっ実がなっている」という看板の矢印の方を見上げると、タコノキらしき大きな木が見えます。
バーチャルの画像では、確かにパイナップルのような、大きな松ぼっくりのような実がなっていました。
タコノキは、小笠原諸島の固有種で、長い気根を垂らしているのが、たこの足のようで名付けられたとか!
そういえば、道中に細い木にタコノキという看板が掲げられていたのが気根です。
もっと実を大きく見たいと思い、クリックをするとワープをしてしまい、少し迷子になりました。
分かれ道はどこに繋がるのか
迷子になってしまったところで、途中のいくつかあった石段を登って見たいと思います。
登ったその先には、大きな岩があり大好きなネオレゲリアの沢山の種類が活着しています。
素敵な空間には、ワイヤーにティランジアも飾られていました。
本当はみんな、こんなじめっとした空間が好きなのよね~、とわが家にいる子が少し可愛そうに。
きょろきょろしていると、ベニヒモノキという木に、モフモフの赤いものがたくさんぶら下がっています。
昔ホームセンターで購入したキャットテールという植物も、よく似た赤い花でした。
調べてみると、近い種のようで、ベニヒモノキは大きな木に成長する種類だそうです。
そして進むと、バリ風の小屋に到着!
迷子になったことで、館内案内図が欲しくなったのですが、インターネット上で詳しいものは探せず…
まだまだ見てないゾーンがあるのは確かなので、また次回にしたいと思います。
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