ギンヨウアカシアにつく虫は?蛹になった虫を発見!

ギンヨウアカシアにつく虫は?蛹になった虫を発見! アカシア
ギンヨウアカシアにつく虫は?蛹になった虫を発見!

9月に入って、虫の被害ばかりに遭っている気がします。

 

今日は、今朝のパトロールで見つけたミモザことギンヨウアカシアの枝にいる蛹の話です。

 

去年は1年を通して、このギンヨウアカシアの木に目立った虫は見かけなかったので、初めて出会った虫です。

夏に大量の葉を落としたギンヨウアカシアに復活の兆し?

夏に、沢山の葉が落ちてしまい、すっかりみすぼらしい姿になってしまった、ミモザことギンヨウアカシアの鉢植え。

 

現在、少しずつですが新芽が出てきて復活しつつあるのです。

 

花芽もたくさん茶色く枯れてしまい、来年のミモザの開花はないな~諦めていましたが、見てください!

これって、花芽が出てきていますよね?

 

昨年同様、今年も花が終わったあとの7月には花芽がでてきていて、その沢山の花芽を見ては来春の開花の様子を妄想していました。

 

それなのに、8月に入ると暑さのせいか、水切れのせいなのかぽろぽろと葉を落とし、花芽も枯れて落ちてしましました。

来年は、ミモザのあの可愛い黄色い花が見ることができないと落ち込んでいましたが、生き生きとした葉を繁らせ始め、本当にミモザの生命力には驚きです。

 

花芽は、花後の初夏という決まった時期のみにつくわけではなく、10月にも新芽と一緒に出てきました。

 

こうして葉が復活しつつある枝もありますが、全く新芽が出てくる気配のない枝もあります。

 

ミモザの枝は、葉がある枝からしか新しい葉は生えてこないらしいので、葉の残っていない枝は復活することは、この先もありません。

 

「あ~あ、だめな枝は切り落とすかな~」と枝をじっくりと観察していると…、ミモザの枝葉で見慣れぬものを発見しました。

ミモザの木に付く蛹は何?幼虫はどんな姿をしている?

見てください。

 

なにやら、蛹のようなものがこの枝には二つ付いています。

  

わが家の庭では、初めて出会う形の蛹ですが、一体どんな虫でしょうか?

 

正解は、キチョウの蛹です。

 

キチョウ(黄蝶、Eurema hecabe)は、チョウ目シロチョウ科キチョウ属に分類されるチョウの一種。草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。

従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)とキタキチョウEurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

モンキチョウよりは小さく、ヒラヒラと忙しそうに庭先を飛んでいるのを見たことがあります。

  

幼虫はネムノキ、ハギ類のマメ科の植物の葉を食べるそうで、ギンヨウアカシアはマメ科なので幼虫に食べられてしまったようです。

 

こうなってくると、夏に大量の葉を落としてしまったのは、幼虫による食害という可能性が強くなってきました。

 

きみどり
きみどり

ミモザが大量の葉を落とした原因については、「ミモザアカシアの葉が落ちるのはなぜ?夏に絶対気を付けるべきこと」でまとめています。

 

よく観察していると、全部で六つの蛹を発見してしまいました。

 

そんなに多くの幼虫が、私のギンヨウアカシアの木にいて、葉っぱをたべているなど気づくどころか想像もしていませんでした。

 

先日見つけたシマケンモンの幼虫は、何かしら違和感を感じて見つけることができましたが、キチョウの幼虫は、枝や葉と同じ色で同化して見えるため、見つけるのは一苦労です。

 

きみどり
きみどり

シマトネリコの木で見つけたシマケンモンの幼虫については、「シマトネリコに毛虫が!害虫駆除方法は?」で書いています。

幼虫を見つけたなら、ギンヨウアカシアの葉を減らさないために駆除したのだと思いますが、すでにたらふく食べて無事蛹になれたようなので、ひとまず蝶になって旅立つまでは見守ってやりたいと思います。

 

キチョウの幼虫はとても食欲旺盛で、何匹かの幼虫であっという間にミモザの木が丸裸にしてしまう、という事例もよくあるそう。

 

よく観察して、葉が減ってきたらおかしい!と考え、幼虫が枝と同化してないかよく観察しなければなりませんね。

 

私のように、「水切れか、根腐れか、葉焼けか、根づまりか」と考えているうちに、キチョウの幼虫は葉を食べ尽くしてしまうかもしれません。

キチョウの幼虫を防ぐにはどんな方法がある?

今回、蛹のキチョウはその羽化の日まで見守ることにしましたが、キチョウの成虫に産卵をさせないことが一番の防虫対策になります。

 

防虫ネットをかける


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防虫ネットは、薬品を使用せずに虫を寄せ付けないようにすることができますが、玄関先に木がある場合は、せっかくのオシャレなミモザの木の見栄えが悪くなってしまいます。

 

キチョウは、越冬後4月頃から産卵を始め、1年に5~6回発生します。

 

4月から10月頃まで防虫ネットをかけなければならないとすると、庭木の場合は難しいですよね。

 

殺虫殺菌剤をかける

1年の半分ほどを、ネットで覆うのは現実的ではないと考え、他の策を考えたいと思います。

 

わが家の幼虫駆除といえば、ハマキムシやシマケンモンでも利用した住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000mlの利用も考えています。


住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000ml

  

これは、庭木や花全般に利用できる殺虫剤で、約一カ月も効き目があります。

 

予防的にミモザの木に振りかけるという方法も試してみたいですね。

 

キチョウは10月中旬以降に発生したものは、越冬することが多いので、来年の4月頃に様子をみながら実行してみようと考えています。


庭木:銀葉アカシア(ミモザ)ギンヨウアカシア 樹高:約150cm 佐川急便発送!

【追記】

蛹を発見してから10日後、空になった蛹の殻のそばに無事羽化したキチョウの姿を発見しました。

 

今年最後に蝶になったこのキチョウ達は、成虫のまま越冬し、また4月に産卵をします。

 

「産卵はうちのギンヨウアカシアにはしないでね~」と勝手なことを思いながら、旅立ちを見守りました。

 

寒空の下、生まれたばかりの鮮やかな黄色の羽根は、本当に美しかったです。

 

きみどり
きみどり

昨年飼育していたアゲハ2匹のことを思い出しました。その様子は「アゲハチョウの幼虫飼育中<その5>」で書いています。

また、どこかで会えるかもしれないね~。

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