高さ20センチくらいの小さなオリーブの苗を買ってきたのが、1年ほど前です。
我が家の鉢植えのオリーブの背丈は、今ではもう私の腰以上の高さとなり、すくすく育ってくれています。
水やり中に見つけてしまった!オリーブを食い荒らすハマキムシを
日課の水やりの時に、何やらオリーブの鉢植えに異変が起きているのを発見してしまいました!

分かりますか?少しピントがずれていますが笑
ヒントは葉の先っぽ、くるんと巻いていませんか?
正解は、ハマキガの幼虫がいます!
ハマキガ科の幼虫が自分から出した糸で葉をくるくる巻き、幼虫自体がこのくるくる巻いた葉の中にいるそうです。
実は、今年の5月にも発見して1度駆除をしたので、今年2回目のハマキガの被害です。
1度目はハマキムシという虫を知らず、葉を食べられた跡や糞はあるのに幼虫が見当たらないので、インターネットでいろいろと調べました。
蜘蛛の糸のようにも見えたので、はじめの頃は蜘蛛がオリーブを食べるなんてあるのだろうか?と思いながら、「オリーブ 蜘蛛」というキーワードでweb検索し、それらしい記事が見つからず悩んでいました。

ハマキムシにぐるぐる巻きにされて葉が丸まっているのは、決まって枝の1番先っぽの新芽部分。
柔らかい新芽しか食べないなんて、グルメなイモムシだこと。
食べ終わったら、違う枝に移ってまた食べるんですって!
恐ろしや~
枝先の3箇所カットしてとりあえず様子見です。
背丈が伸びて喜んでいたのに、枝先をカットしなければならないなんて悲しくてたまりません。

さくらんぼの「さおり」もハマキムシの被害に遭ってしまいました!犯人の姿も確認しましたよ~ハマキムシの幼虫の姿は、「ハマキムシが今度はさくらんぼの木に発生」で紹介しています。
ハマキムシの幼虫被害が発生する時期は?
この蛾の発生期間はとても長く、4月~11月だとか。
今回は、ハマキムシのいるだろう枝を全て無事カットしたからといって、まだまだ油断できないところです。
うちは、今年2回の発生でしたが、全部で10箇所の新芽をカットしてしまいました。
せっかく生長したのに、1年でこんなに新芽を奪われてはかないません。
私は庭先パトロール中に、枝先の葉が丸まっているのを発見して、初めてハマキムシの存在に気づきます。
それから丸まった新芽をカットするのですから、大発生の場合はもちろん大量の枝先をカットをしなければなりません。
カットするばかりでは、オリーブちゃんはなかなか大きくなれません。
ハマキムシを予防するには?
せっかく新芽が出ている枝をカットばかりしたくない!という場合は、卵を産み付けられる前に予防をします。
ハマキムシの予防方法は大きく二つです。
防虫ネットで覆う

物理的に、卵を産み付けられるのを防ぎます。
ただ、見た目はあまり良くないので、シンボルツリーにしている場合は、この方法をとるのは気が引けます。
セフティー3 防虫ネット 水やり可能 目合1mm 幅1.35m×長さ5m
薬剤を使う

カイガラムシ駆除の時に使用した住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000mlを使用することができます。
ただ、実を収穫して食べたいという方は(私もです。)殺虫剤の使用はなるべく避けたいものです。
その場合は、木酢液を利用する方が良いと思います。
木酢液(もくさくえき)とは、木材を乾留した際に生じる乾留液の上澄分のこと。代表的な例としては、炭焼き時に副産物として木酢液が製造される。外見は赤褐から暗褐色の液体。ほとんどが水分であるが、木材由来の有機酸(酢酸など)が含まれ弱酸性を示す。
wikipedia
木からできた天然由来の成分なので、安心してしようすることができます。
いずれにしても、ハマキガの幼虫に新芽を全部食べられ木が弱ってしまう…なんて手遅れになる前に対策をとっておきたいですね。
成虫の蛾が近くにいたら、蛾を駆除するのが一番効率的だと思います。
とはいえ、蛾の捕獲はぞっとしますが笑、少々苦手であります。
コメント
[…] オリーブがまた謎の糸でぐるぐる巻きにされていました。詳しくは「オリーブにつくハマキムシの駆除」をご覧ください。 […]
[…] オリーブについてしまった害虫のハマキムシ退治の様子は、「オリーブにつくハマキムシの駆除」で書いていますよ。今年もつくのかなぁ… […]
[…] 昨年は春から秋にかけて何度もオリーブが狙われました。「オリーブにつくハマキムシの駆除」でその闘いについて書いています。 […]