オリーブの木は2本で育てないと実がならないと言われていますが、「1本でも実がなる!」というフレーズに惹かれ購入した、ピクアルという品種を鉢植えで育てています。
昨年は2~3本の枝に花が初めて咲きましたが実はならならず、今年こそは実をつけてほしいと初心者ながらに奮闘しています。
さて、5月の20日頃に満開の花を咲かせてくれたピクアルのその後の様子についてお伝えします。
オリーブピクアルに咲いた大量の花びらが散ったそのあとは?
葉が黄色くなるほどの大量の花粉を飛ばし、満開の花を咲かせたピクアルですが、花びらは全て落ちその後に残ったのは小さなガクのみです。
花粉をたっぷり飛ばすオリーブピクアルの姿は、「オリーブピクアルが開花したら人工授粉が必要か」で掲載しています。アレルギーの方は要注意です。
花びらが落ちたそのあとに残ったのは、めしべ。
めしべの根元に子房があり、うまく受粉ができるとこの子房が果実、つまりオリーブの実となるわけですね。
よ~く観察してみると、緑色の丸い形のものがめしべの根元にあります。
しかも中には膨らんで大きくなってきているものも確認できます。
小さい小さい実ですが、とってもかわいい。
収穫できるその日まで、無事に大きく育って欲しいものです。
我が家にお迎えして3年が経過しようとしているこのオリーブの木ですが、やっと実をつけてくれました。
やっぱり一本の木ではオリーブは実がなりにくいのかな、と不安に思っていましたがまずはキャッチフレーズに騙されたわけではないと一安心しました。
オリーブの実はいつ収穫できる?収穫時期は何月?
さて、このまま大きく育っていってくれるとして、オリーブの実の収穫時期はいつごろでしょうか?
植えている地域や品種によっても、収穫時期は異なるそうです。
オリーブの栽培が盛んな小豆島では10月中旬頃、オリーブを収穫して塩漬けにする場合は、まだ緑色の実を収穫するのでもう少し早い時期に収穫します。
調理法や食べ方によっても、収穫時期は異なるということです。
オリーブは、ピクアルの他に、ミッション、マンザニロ、ネバディロ・ブランコ、ルッカなどの品種がありますが、マンザニロが早生品種で収穫は早く小豆島では9月に収穫が行われるといいます。
今から約4カ月後に、わが家のオリーブの実を収穫出来ることを夢見て、これから夏、秋に向けてしっかりお世話をしていきたいと思います。
花が終わったらオリーブの木に追肥をする
さて、3月に肥料を与えたオリーブですが、6月に入ったのでそろそろ追肥の時期です。
この小さな小さな実を、丸いぷくぷくのジューシーな実にしてもらうために忘れずに与えます。
わが家では保管しやすいハイポネックスの錠剤肥料を与えています。
この可愛らしいデザインのパッケージも気に入っていて、柑橘用の肥料もこの錠剤を使用しています。
オリーブ用と柑橘用を二つ並べて保管していますが、一つの箱の高さが15センチくらいとコンパクトサイズなのも保管がしやすく狭いわが家では嬉しいところです。
オリーブの隔年結果を防止するために摘果するべきか
隔年結果というのは、実の付きが良い年と悪い年を交互に迎えることで、ミカンでよく聞く話ですね。
「表年」とか「裏年」という言い方をすることもあります。
「摘果」は、一つの実を大きくするために小さいうちに余分な実を摘み取ることを言いますが、「摘果」を行うことで隔年結果を調整することができます。
初めて実がなると嬉しくて、せっかくの実を摘んじゃうなんて~と「摘果」をするか悩むのです。
というのも、わが家で育てているレモンの実でも摘果について悩みました。
なぜか、「かわいそう」なんて思ってしまい摘めない自分がいて、悩んでるうちに生理的落果が起き、結局摘むことは無かったのですが。
どの程度の数が結実していたら「摘果」をするべきなのでしょうか?
そもそもなる実が少なければ、わざわざ「摘果」をする必要はありません。
オリーブの摘果は、一つの実につき8枚の葉を目安に摘果することになります。
小さい黄緑の色の子房が、既に大きくなっている実のように育っていくのでしょうか?
それとも、茶色く朽ちたガクのように大きくならず枯れ落ちるのでしょうか。
それによって、わが家のオリーブに「摘果」が必要なのかが決まりそうです。
摘果の時期は7月に入り梅雨明け後から1カ月を目安に行えば良いので、観察がしばらく続きそうです。
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