レモンの葉が黒くなった…それは「すす病」かも!

レモンの葉が黒くなった…それは「すす病」かも! レモン
レモンの葉が黒くなった…それは「すす病」かも!

3月中旬、昼間は20度を超える日もあり、すっかり晴らしくなってきました。

さて、冬の間は庭の植物のお世話もほぼお休みしていましたが、そろそろ重い腰をあげ春を迎える準備をしないといけません。

レモンを寒さから守るために巻いていた不織布を外すと…悲しい現実が待っていました。

レモンの寒さ対策は不織布をかけるだけの簡単対策

わが家にある「ジャンボレモン」こと「ポンテローザ」と、「スイートレモン」の鉢植えは、冬の寒さから守るため、不織布を掛け冬を越しました。

今はこうして不織布により寒さ対策を行っていますが、実は、レモンの鉢植えがわが家に来た最初の冬は、何の寒さ対策をとることなく完全屋外で冬を越しました。

小さい木なりに葉を付けていたのですが、1枚また1枚と葉を落とし2本のレモンの樹はほとんど全ての葉を落としてしまいました。

葉がどんどん落ちていく

結局は、春を迎えるとたくさんの新しい葉を出してくれましたが、レモンの木に実をつけさせたい場合は、葉を落とさせず冬を越させる必要があります。

そこで1年目の失敗を反省し、2年目の冬は不織布を巻き冬越しさせることで、沢山の葉を残したまま春を迎えることに成功しました。

葉を残すことが出来た2本のレモンの樹は、その後花を咲かせると無事レモンの実をつけ、嬉しいことにレモンの果実を収穫することが出来ました。

きみどり
きみどり

うきうきでレモンの果実を収穫した記事は「鉢植えで育てるレモンをついに収穫しました」です。

レモンの実は1つにつき20~30枚の葉が必要なので、冬の間に葉を落とすことは、木にとって大きなダメージとなります。

少しでも多く、大きなレモンの実を付けてもらうためには、冬の間に葉を落とさず春から勢いよく成長してもらうことが大切です。

そして、この冬も昨年同様に不織布で鉢を巻き屋外で冬越しし、葉を大量に落とすようなこともなく3月をむかえることができました。

レモンを寒さからカバーしていた不織布を取り外すと病気を発見

さて、たーっぷり水やりをしようか~とレモンの鉢植えを見て見ると、葉に起きたトラブルをすぐに発見しました。

葉が黒くなってしまいました、これはただ事ではありません。

私が知っているこのような植物の症状がでる病気は「すす病」です。

せっかく葉を落とさず春を迎えましたが、レモンの葉が黒い斑点だらけになってしまうとは想像もしていませんでした。

レモンの樹がかかる病気「すす病」はどんな症状?

すす病の最初の兆候は、葉に黒い斑点ができることです。

レモンの場合は、特に葉に出やすいのが特徴で、小さな斑点ができ、それがだんだん葉全体へと広がっていきます。

葉全体が黒くなってしまった場合には、最悪落葉することもあるようです。

すす病は植物が黒い「すす」を被ったような症状が現れる糸状菌(いわゆるカビ)による病気で、葉の表面を「すす」が覆ってしまうため、植物の光合成を阻害してしまいます。

ところで病気といっても、実は「すす」に覆われて黒くなっているのは、アブラムシやカイガラムシなどの害虫の排泄物にカビが生えてしまっている状態です。

春から秋にかけて蒸れたり、ほこりっぽい場所に置いているとすす病になりやすいそうです。

カイガラムシが発生しやすい状況と同じなので、やはりまずは害虫チェックをする必要がありそうです。

カイガラムシといえば、室内で管理していたサボテンにめちゃくちゃ付いてしまった日のことを思い出します。

きみどり
きみどり

サボテンについてしまった「カイガラムシ」と闘っていた時の話は「サボテンにくっついているカイガラムシとの闘い」で紹介しています。思い出したくもない辛い闘いでした…

レモンの鉢植えがなったすす病の原因「害虫」をチェック

すす病の原因となる害虫は、アブラムシ、コナジラミ、カイガラムシなどです。

すす病は、これらの害虫が汁を吸うことで発生するため、害虫の防除も重要となってきます。

絶対どこかにいるはずだ!とよく木を見てみると…案の定いました。

小さいカイガラムシが無数に

カイガラムシは、植物の葉や茎に付着する害虫なので、葉や茎をから樹液を吸います。

植物にダメージを与えるだけでなく、蜜露と呼ばれる甘い汁を出すため、アリなどの昆虫を引き寄せることもあります。

こちらにもへばりついています

寒さ対策のためにレモンの鉢植えに巻いていた不織布、3月中旬に鉢植えから外しましたが、風通しがわるくて害虫がついてしまったのかもしれません。

葉自体はまだ元気そうなのですが、このまま黒い斑点が広がっていくのを黙って見ているわけにもいきません。

レモンの鉢植えがすす病になってしまったらその対処法は?

すす病にならない対策としては、アブラムシやコナジラミ、カイガラムシを駆除することがまず大切です。

発見することが出来たカイガラムシは、擦り落として駆除しました。

さて、予想はしていなかったすす病というトラブルですが、なってしまったら対処するしかありません。

まずはすすを落とすために、ぬらしたキッチンペーパーで葉を拭いてみます。

うわ、真っ黒

葉についたすすは、思っていた以上に簡単にとることができました。

それでも完全には落としきれなかったので、この先どんどん黒い斑点が広がるようでしたら、葉を剪定する必要もありそうです。

予防として木酢液を利用するのも効果的だそうです。

中島商事 トヨチュー 備長炭 木酢液スプレー 900ML

寒さ対策をして守った葉を切り落としてしまわないといけないのは、悲しいですものね。

正直、3月に入っても、朝晩は5度を下回る温度の日もあり、不織布を取り外す時期を見誤ってしまいました。

来年は、ちゃんと予防をしてやらなければ、とこの記事を書いています。

まずは①すすを擦り落とす

改善せず酷くなるようなら、②葉を切り落とす

害虫チェックをして、③害虫対策をする

春は毎年いろんな事が起きてしまいますね。

それでも、小さな新芽や蕾らしきものも出てきていて、自然に笑顔になってしまいます。

春の訪れを感じます

さてさて、今年はどれくらいの数の花を咲かせてくれるかな~今からとても楽しみにしています。

きみどり
きみどり

レモンの花については「レモンの花はいつ咲く?蕾はどんなの?」でまとめています。

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